●外装編2 とりあえず、何もせずにほうっておく訳にもいきませんので・・・・凹みから治してゆきましょう。色々な作業が並行しすぎていてHPにアップするのに上手くまとまりません。 こちら側も・・・・随分と捲れています。オマケに立ち上がりの部分は段がついているので整形に苦労しそうな雰囲気!ですが叩きました。 こうなっているとですね、凹んでいった順にというワケにはいかず、立ち上がり部分が寝たままある程度板金し、段つきも大体形にしておいてからRの方を出し、最後に立ち上がり部分を起こすという方法でやります。こういった変形をいきなりプライヤーで掴み起こしたり、変な方向に叩くと収拾がつかなくなります。中々、綺麗に出せました。 外装編と言いながら、エンジンやミッション、トランスファを降ろします。JA51のG13Aエンジンは1,324ccでジムニーシリーズ最大の排気量だったりします。どれもドロドロですね。 このJA51はボディの状態からするに大切にされてきた様子が伺えます。下回りもシャシブラックを入れていますしフロアも少しですが腐食穴を修繕した痕跡があります。荷台も一応錆取りしてラッカーか何かをで塗ってあったりと、前オーナーの愛情が感じられます。しかし機関が正反対にボロい。今回抜いた臓物は、別のものを使う予定です。 ドアとフェンダーを外します。これは一人では大変・・・・案の定、インナーはサビがきていますが、ジムニーシリーズでは当たり前。この程度ならむしろ軽傷です。この部分はプライマーのままですし、構造上水が来ますので仕方ありません。特に動かしていない車は水が出ないので、ここも恐らく放置されている間にサビたのだと思います。平成11年に検査が切れていますので、10年以上動いていなかった事になります。 ブラストでサビをぶっ飛ばして、プライマー部分全体をPOR-15でコートしてしまいます。インナーとなる部分に徹底的に施工しました。POR-15は強力なサビ止めではありますが、下地を選びます。塗料が乗った面や光り輝く地金にはめっぽう弱いので注意。ある程度荒れた(サビた)面やブラスト肌とは相性、食いつき抜群です。そして意外にもプライマーにもガッチリ食いつきます。これでサビることはないでしょう! で、何故こんなにバラしているかというと、掃除したかったからです(笑 エンジンルームがドス黒いのは気持ち悪いです。一見、どうしようもない汚れっぷりでシャシブラックで塗りこめてしまいたいような汚れですが、気合と根性です。使っているのは特別なケミカルではなく、泡になるタイプの洗剤(今回は洗面所にあったマイペット)と、使い古しの歯ブラシです。バシャバシャ水洗いはしません。吹きつけ、歯ブラシで擦ってから拭きあげるという手順。無駄に水を使わないのでサビませんし、作業場も汚れません。 このように綺麗になるワケです。これで整備時に手が汚れなくなりました! ファイヤーウォールも同様に綺麗にしてゆきます。フレーム清掃の手順に加えて、さらにコンパウンドとワックスで仕上げます。こういったところは最初に綺麗にしておくと、塗装時に余計な汚れが付いたりマスカーが剥がれたりといったトラブルを未然に防げます。 綺麗になりました!ハーネスも抜いて綺麗に洗浄してあります。この部分は新車時の塗装が綺麗に残っていますので、このまま残してやろうと思います。実際の塗色は北米仕様に設定のある26Uスペリアホワイトで、JA61のクリームがかった白とは若干違うのですが、26Uもエンジンルームは焼けてきてこんな感じになると思います。 つづく・・・・・ |